私は仙人になりたいのだから、そういう所へ住み込ませてください。
芥川龍之介仙人」(1922)
好奇心周りが現実的なことばかり考えているとき
他の人の行くことを嫌うところへ行け。他の人の嫌がることをなせ
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟困難な道を選ぶ勇気が必要なとき
私は、できることなら京都から逃げ出して誰一人知らないような街へ行ってしまいたかった。
梶井基次郎檸檬」(1925)
逃避今の環境から抜け出したいと切実に思うとき
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
怒り理不尽な現実に直面したとき
もう、どうでもいいという、勇者に似つかわしくない投げやりな根性が、心の隅に巣食った。
太宰治走れメロス」(1940)
絶望諦めそうになったとき
親がどんなものであるか、親に対する気持ちはどんなものであるか私にはわかってないのでございます
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
孤独家族の愛を知らずに育ったとき
優れた者が勝ち劣った者が負ける世の中で、こんな個人的な恨みを漏らすとすれば、愚か者でなければ狂人である。
芥川龍之介猿蟹合戦」(1923)
怒り理不尽な世の中に憤りを感じたとき
ごんは一人ぼっちの小狐で、しだがいっぱい茂った森の中に穴を掘って住んでいました。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
孤独人との繋がりを求めているとき
あまりまじめ一方で、最後まで女らしく書かれていないのが悪いと思うのですよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
批評理想の女性像について考えるとき
それは自分の、人間に対する最後の求愛でした。
太宰治人間失格」(1948)
切なさ人を愛したいのに愛し方がわからないとき
真に自己に内在的なものは超越的なものによって媒介されたものでなければならない。
三木清哲学入門」(1940)
畏怖自分の内面と外界の関係を考えるとき
楽しいことは、常に容易ならないものを、その背中に担っているはずである。
中井正一美学入門」(1941)
慈愛努力の意味を見失いそうになったとき
そう、どちらかが狐なんだろうね。でも欺されていらっしゃればいいじゃない
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(04 夕顔)」(1914)
切なさ正体を隠し合う恋人同士が互いの秘密を感じ取ったとき
失われたものは帰って来ない
中原中也山羊の歌」(1934)
諦念大切な何かを永遠に失ったと悟ったとき
ああああ、もう少しの間だ
夏目漱石三四郎」(1908)
絶望夜の孟宗竹藪で
こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできているねえ。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
皮肉都合の良い解釈で現実を見誤っているとき
原稿には、わざと省いて置きましたが、表題は「人間椅子」とつけたい考えでございます。
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
驚き真実と虚構の境界が曖昧になるとき
朧月夜に似るものぞなき
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
陶酔美しい夜に心を奪われたとき
見ないでいることは堪えられない気がするのもにわかな愛情すぎるね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
慈愛子供への愛情が溢れているとき
時には風の音や鶴の鳴き声にも驚きました
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
恐怖暗殺を恐れているとき