自分は前世にどんな重い罪障があってこの苦しみに堪えなければならないのだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
絶望理不尽な困難に直面して自分を責めてしまうとき
人間というのは卑劣なもので、なんにでも慣れてしまうものだ
ドストエフスキー罪と罰」(0)
嫌悪人間の適応力の恐ろしさを感じるとき
うき身世にやがて消えなば尋ねても草の原をば訪はじとや思ふ
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
切なさはかない恋に身を委ねたとき
まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(05 若紫)」(1914)
不安常識を超えた想いを告白するとき
社会の虫なりというような次第で、それはそれは卑劣とも何とも実に言いようのない悪い事をして少しも恥じない
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
後悔過去の行動を振り返るとき
おかげ様で私も一人前の仙人になれました。
芥川龍之介仙人」(1922)
喜び長年の努力が実を結んだとき
彼自らが孤独自体でありました。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
悟りすべてを失って本当の自分と向き合うとき
二十面相の名にかけて間違いありません。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
覚悟自分の名誉をかけて約束するとき
一人より女夫の方がええいうことでしょう
織田作之助夫婦善哉」(1940)
希望困難を乗り越えて絆を確認するとき
俺は世の中を駆けて通った。そしてあらゆる歓楽を、髪を掴んで引き寄せるようにした。
ゲーテファウスト」(1808)
激情人生を振り返って生き方を語るとき
男一匹なる句は一種爽快なる感想を人に与える。
新渡戸稲造自警録」(1916)
決意男らしさとは何かを考えるとき
日がたてばたつほど悲しみの深くなるのは困ったことだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(01 桐壺)」(1914)
孤独大きな喪失を経験して、時間が解決してくれると期待したのに、むしろ辛さが増したとき
「あたしの恐ろしいことが分ったか」
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
支配力関係が逆転するとき
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もう元の通りに治りませんでした。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
諦念取り返しのつかない過ちを犯してしまったとき
愛情が新しく湧いてくるようなことは少しもなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
哀愁期待と現実のギャップに直面したとき
私にもそうらしく思われて来ました。逃げて都へも行かれます。
森鷗外高瀬舟」(1916)
希望絶望の淵から希望の光が見えたとき
学問とは、ただ難しい字を知り、理解しにくい古い文献を読むことではありません
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
解放勉強の意味がわからなくなったとき
賊ながらも、不公平なたたかいはしたくないと心がけているのかもしれません。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
皮肉悪人にも筋が通っているとき
そんなにいつまでも生きて居られたらいいわね
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
切なさ幸福な瞬間に死への不安が影を落とすとき
もっと早く死ぬべきだったのになぜ今まで生きていたのだろう
夏目漱石こころ」(1914)
絶望人生に絶望したとき