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人は、いかに遠くとも、またどんな調子のものであっても、自分の耳で聞く音楽に合わせて足をはこぶことだ。
ソロー「森の生活」(1854)
勇気,個性
周りに合わせるべきか迷ったとき
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乃公は総領で家督をして居るが、如何かして六かしい家の養子になって見たい
福沢諭吉「福翁自伝」(1899)
困惑,感動
兄の理想主義的な発言を聞いたとき
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桃太郎は如何に怠惰であるかは、この話の冒頭にも述べた通りである。
芥川龍之介「桃太郎」(1924)
皮肉、痛快
ヒーロー像を疑いたくなったとき
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小供に学問をさせるのも、好し悪しだね。せっかく修業をさせると、その小供は決して宅へ帰って来ない。これじゃ手もなく親子を隔離するために学問させるようなものだ
夏目漱石「こころ」(1914)
切なさ, 後悔, 孤独
親の愛情と子どもの将来についての葛藤を感じたとき
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汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる
中原中也「山羊の歌」(1934)
悲哀,諦念
心が傷つき、もう何も期待できないと感じているとき
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神に問う。信頼は罪なりや。
太宰治「人間失格」(1948)
切なさ
人を信じることに疲れたとき
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セロもずいぶん降ったものだなあ。 おい。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
怒り
上司や先輩にけなされたとき
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ずるけてサボるんでねえんだ。働けねえからだよ
小林多喜二「蟹工船」(1929)
悔しさ, 絶望
自分の身体が限界に達したとき
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その表情はぴしゃりと心のカメラへ焼き付いてしまった。
夏目漱石「草枕」(1906)
美への感動、切なさ
心に深く残る美しさに出会いたいとき
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世間の普通の人の身の上に何が起るか。大抵の人は借金をしたり、物を売りとばしたりして暮している。そうして何時までたっても楽にならない。それはいつも先の事を苦にして、今日の一日を楽しまないからではあるまいか。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
気づき、共感
将来の不安に押しつぶされそうなとき
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兵十は火縄銃(ひなわじゅう)をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
衝撃、絶望
取り返しのつかないことが起きた瞬間
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『ごんぎつね』を見る
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我々は試みては過ち、過っては試みることである。
三木清「哲学入門」(1940)
挑戦,学習意欲
失敗を恐れずに新しいことに取り組むとき
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世上の成功者は、皆自己の意志や、智慮や、勤勉や、仁徳の力によつて自己の好結果を收め得たことを信じて居り、そして失敗者は皆自己の罪では無いが、運命の然らしめたが爲に失敗の苦境に陷つたことを歎じて居る。
幸田露伴「努力論」(1912)
皮肉,洞察
成功と失敗の理由を考えているとき
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学問をする人がうるさい俗用を避けて、なるべく単純な生活にがまんするのは、みんな研究のためやむをえないんだからしかたがない。野々宮のような外国にまで聞こえるほどの仕事をする人が、普通の学生同様な下宿にはいっているのも必竟野々宮が偉いからのことで、下宿がきたなければきたないほど尊敬しなくってはならない。
夏目漱石「三四郎」(1908)
自己否定, 劣等感, 挫折
自分と野々宮を比較して、美禰子から軽んじられていることに気づいたとき
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涯しない花の下の涯しい虚空をみたしているものは何だろう。
坂口安吾「桜の森の満開の下」(1947)
虚無、畏敬
美しさの中に空虚を感じるとき
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『桜の森の満開の下』を見る
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おれはもうこうしたことのすべてを我慢できなくなるだろう
フランツ・カフカ「変身」(0)
絶望、限界
自分の部屋から動けず、大切なものが次々と持ち出されていくのを見守るしかないとき
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野原から汽車の音が聞こえてきました。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(1934)
孤独,憧れ
一人でいるとき遠くの世界に思いを馳せるとき
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蠅は最も高い馬の耳の上に止まって、眼の下に落ちてゆく世界をじっと見おろしていた。
横光利一「蠅」(1923)
静寂、超越
世界が崩壊する瞬間を、外から眺めるしかないとき
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『蠅』を見る
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最も公明正大な、且つ、最も遠まわしな科学的の方法によって、一分一厘の隙間(すきま)もなく私の心理を取り囲んで、私自身の手で直接に、私自身を彼女の恋人として指ささせようとしている。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
恐怖
自分が巧妙に操られていることに気づいたとき
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人間の一生は地獄でございまして、寸善尺魔、とは、まったく本当の事でございますね。一寸の仕合せには一尺の魔物が必ずくっついてまいります。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
諦観、切なさ、悲しみ
人生の不条理に直面したとき、幸せが長く続かないと感じるとき
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