❝
彼女は大胆不敵なエキジビショニストであったのだ。
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
❝
暗闇の世界の恋でございます。決してこの世のものではありません。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
❝
体中とても血の回りがよくなって大変いい気持ちです。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
❝
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もう元の通りに治りませんでした。
宮沢賢治「注文の多い料理店」(1924)
❝
足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。
正岡子規「病床六尺」(1902)
❝
こいつはどうだ、やっぱり世の中はうまくできているねえ。
宮沢賢治「注文の多い料理店」(1924)
❝
こんな、うじ虫のような生活を、続けていく位なら、いっそのこと、死んでしまった方がましだ。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
❝
この、お乳とお乳のあいだに、……涙の谷、……
太宰治「魚服記」(1933)
❝
自分の体もまた一つの大自然であり、山あり川あり、無限の喜びと悲しみを持っている大きな天地ではないだろうか。
中井正一「美学入門」(1941)
❝
私は依然として未知の世界にいる未知の私であった。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
❝
指導者は全部、無学であった。常識のレベルにさえ達していなかった。
太宰治「黄金風景」(1939)
❝
ゼラール中尉には、不思議なことに友人が一人もできなかったのである。
菊池寛「形」(1920)
❝
椅子の中の恋(!)それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
❝
男つていうものは、家にいることを、どうしてさう恩に着せるんでしょう。
岸田国士「紙風船」(1925)
❝
私は私自身さえ信用していないのです。
夏目漱石「こころ」(1914)
❝
学問とは、ただ難しい字を知り、理解しにくい古い文献を読むことではありません
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
❝
じゃ、いいことを教えて上げるわ。水道の水を頭からザッと浴びるといいわ
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
❝
このことから、神が欺く者であり得ないことは十分に明らかである。
デカルト「省察」(1641)