❝
ひょっとしたら、私は大変みだらな女なのかもしれない。
太宰治「待つ」(1942)
❝
人生には理屈をもって説き得られぬことがたくさんある。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
❝
このような話を聞き、このような場所を見てきた後、これを人に語りたがらない者が果たしているだろうか。
柳田国男「遠野物語」(1910)
❝
上手なはずだ。人間ではない、人魚が描いたのだもの。
小川未明「赤い蝋燭と人魚」(1921)
❝
麻酔薬はうわ言を言うと申すから、それが怖くてなりません。
泉鏡花「外科室」(1895)
❝
これでよしと。でも、うまくいくかしら。万一、賊がこいつに足くびをはさまれて、動けなくなったら、さぞ楽しいだろうなあ。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
❝
二十一年の大誓願、端なくも今宵成就いたした
菊池寛「恩讐の彼方に」(1919)
❝
自分には、人間の生活というものがよくわからないのです。
太宰治「人間失格」(1948)
❝
京は広い所ですから、よいこともきっとあって、安心がさせていただけると思います。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
❝
音楽にこんなに心を奪われていても、彼は動物なのだろうか。
フランツ・カフカ「変身」(0)
❝
男は化粧した女のような白い顔をしているものではないのに、若い玉鬘の心はそれを軽蔑した。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
❝
認識は模写的であると同時に構成的であり、模写と構成との統一である。
三木清「哲学入門」(1940)
❝
そういうお前であるのなら、私はお前がもっともっと好きになるだろう。
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
❝
あたりまえということが大切に思われてもいいがナ
島崎藤村「破戒」(1906)