私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
慈愛形式的な会話の中に真心を込めたいとき
短い人生もああした人といっしょにいれば長生きができるだろう。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
恋慕運命の人に出会ったとき
空っぽの記憶の中に、空っぽの私が生きている。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
無常人生の虚無感に襲われたとき
ああカッコウ。あのときはすまなかったなあ。おれは怒ったんじゃなかったんだ。
宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」(1934)
悔恨過去の行いを振り返るとき
われわれに邪魔のあるのはもっとも愉快なことであります
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
ユーモア困難や逆境に直面しているとき
はなやかな御生活をなさったことも皆過去のことになって。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
無常人生の盛りが過ぎ去ったとき
どんなに私は悲しかっただろう
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(14 澪標)」(1914)
孤独大切な人が他の人に心を向けていることを知ったとき
私には思想なんてものはありませんよ。好き、嫌いだけですよ。
太宰治黄金風景」(1939)
皮肉複雑な理屈や理論に疲れたとき
僕はお母さんが、本当に幸せになるなら、どんなことでもする。
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
慈愛大切な人のために何かを犠牲にしようと決意するとき
そのとたん、私たちは同時に「アッ」と声を立てた。明るくなった部屋の片隅には、女の死骸が横たわっているのだ。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
恐怖恐ろしい発見をしたとき
見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のように落ちて来るではないか。
中島敦名人伝」(1942)
畏怖不可能を目の当たりにしたとき
青白い番兵は気にかかる。
宮沢賢治やまなし」(1923)
好奇心正体不明のものに出会ったとき
そしたら、母ちゃんは、びっこを引いてゆっくり行きましょう
新美南吉」(1943)
慈愛無条件の愛を感じたいとき
本当に私は、どれが本当の自分だか分からない。
太宰治女生徒」(1939)
混乱アイデンティティに悩んでいるとき
彼自らが孤独自体でありました。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
悟りすべてを失って本当の自分と向き合うとき
今まで仲のよかった旅人が仲が悪くなり、相手の友情を信用しなくなります。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
孤独親しい人との関係が壊れてしまったとき
賢い人と愚かな人の違いは、学ぶか学ばないかによってできるものなのです
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
希望自分には才能がないと諦めそうになったとき
いったい誰が微生高を正直者などと言い出したのだ。
下村湖人現代訳論語」(1949)
皮肉偽善に気づいたとき
人間は、顔や形よりも、魂が大事なのです。
小川未明赤い船」(1922)
慈愛外見にコンプレックスを感じているとき
俺たちには、俺たちしか味方がねえんだな。初めて分かった
小林多喜二蟹工船」(1929)
覚悟頼りにしていた存在に裏切られたとき