僕の責任は四分の一だけだ。
芥川龍之介或阿呆の一生」(1927)
諦念人生の責任について問い詰められたとき
なんのためにわしを気の毒がるんだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
絶望自分を哀れんでもらいたくないとき
体じゅうには健康がみちあふれている。
国木田独歩武蔵野」(1898)
活力体を動かして爽快感を感じているとき
そしてナオミが来てくれたら、彼女は女中の役もしてくれ、小鳥の代わりにもなってくれよう。
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
混乱自分の気持ちを分析するとき
私がこの地球を愛した証拠を置いて逝きたい
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
愛情故郷や自然への愛を感じているとき
まるで疲れ果てた人のように仰向けに寝ていた。
柳田国男遠野物語」(1910)
哀愁人生の疲労感を抱いているとき
わしは人の野宿をしそうな森の中や橋の下を尋ね回って、これまで大勢の人を連れて帰った。
森鷗外高瀬舟」(1916)
皮肉詐欺師の甘い言葉に騙されそうになったとき
人生はフィクション(小説)である。
三木清人生論ノート」(1941)
諦念人生の不確実性や虚構性を実感するとき
私は議論をして、勝ったためしがない。
太宰治魚服記」(1933)
劣等感自分の弱さを認めるとき
何年かの暗い影が源氏のためにこの家から取り去られたのだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(14 澪標)」(1914)
希望長い困難な時期を乗り越えたとき
朧月夜に似るものぞなき
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
陶酔美しい夜に心を奪われたとき
壮二君は今、拙宅の冷たい地下室に閉じこめられて、暗闇の中でシクシク泣いております。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
恐怖大切な人が危険にさらされているとき
われはわが、親しさにはあらんと願えば
中原中也山羊の歌」(1934)
慈愛人への優しさを取り戻したいとき
見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のように落ちて来るではないか。
中島敦名人伝」(1942)
畏怖不可能を目の当たりにしたとき
こんな月夜には、子供たちは何か夢みたいなことを考えがちでした。
新美南吉」(1943)
幻想日常を離れて特別な体験をしたいとき
愛情が新しく湧いてくるようなことは少しもなかった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
哀愁期待と現実のギャップに直面したとき
理想どおりにこの世はならないものだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
諦観複数の愛に翻弄されて人生の理不尽さを感じたとき
俺は総領で家督をしているが、どうかして難しい家の養子になってみたい。
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
理想兄が理想を語る時
下人の行方は、誰も知らない。
芥川龍之介羅生門」(1915)
無常全てが終わった後の静寂を感じるとき
百姓にだって、ああいう頼もしい人もある
島崎藤村破戒」(1906)
感動身分制度の壁を越えて人を評価するとき