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いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。 もうこれだけです。どうかからだ中に、壺の中の塩をたくさん よくもみ込んでください。
宮沢賢治「山越え」(1921)
恐怖
自分たちが罠にかかっていることに気づくとき
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柳吉はええ加減な男であった。 しかし、ええ加減な男には ええ加減な男なりの 愛嬌があった。
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
愛嬌
ダメな自分を許したくなったとき
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俺は俺に間違いないじゃないか。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
開き直り、決意
自分が何者であるかわからなくなったとき、それでも自分は自分であると確認したいとき
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どうせ死ぬんだから、旨(うま)いものでも食って死ななくっちゃ
夏目漱石「こころ」(1914)
切なさ, 悲しみ
死を覚悟した時に, 人生の無常さを感じた時に
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隠すということは、 自分で自分を 殺すということだ。
島崎藤村「破戒」(1906)
苦悩
本当の自分を出せないとき
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もうとても黙って家の中におられない気持でした。
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
焦燥, 追い詰められた感覚
現状から逃げ出したいとき
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茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。
岡倉天心「茶の本」(1906)
静かな感動
完璧を目指して疲れたとき
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いや、賊自身でも、ほんとうの顔をわすれてしまっているのかもしれません。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
恐怖、不安
正体不明の存在に怯えているとき
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「めおとで食べたら 御利益がありまっせ」 と言われて、二人は善哉を頼んだ。 甘い善哉が、 二人の口に沁みた。
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
幸福
小さな幸せを噛みしめるとき
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夫の登庁を見送って了うと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
解放感、自分らしさの回復
自分の人生を取り戻したいとき
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なぜグレゴールだけが、ほんのちょっと遅刻しただけですぐ最大の疑いをかけるような商会に勤めるように運命づけられたのだろうか。
フランツ・カフカ「変身」(0)
怒り, 悲しみ
朝寝坊で支配人が訪ねてきたとき
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もしわれわれが文明国たるためには、血なまぐさい戦争の名誉によらなければならないとするならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。
岡倉天心「茶の本」(1906)
痛快
「強さ」の意味を考えたいとき
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ぼくは損害を賠償してもらう権利があります。そのためにご子息壮二君を人質としてつれてかえりました。
江戸川乱歩「怪人二十面相」(1936)
怒り, 恐怖
悪意ある報復に直面したとき
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トロメライ、ロマチックシューマン作曲。 弾いてごらんなさい。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
好奇心
思いがけない相手から教わるとき
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暖かな日の色に染まっている蜜柑が 五つ六つ、汽車を見送った弟たちの上へ ばらばらと空から降ってきた。
芥川龍之介「蜜柑」(1919)
希望
何気ない瞬間に心を動かされたとき
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箱根あたりの、何から何まで行き届いた西洋人に向く宿屋よりも、こんなのがかえって気に入りました。
小泉節子「思い出の記」(1908)
驚き、共感
不気味で粗末な山中の宿に泊まったとき
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新時代の青年をもってみずからおる三四郎は少し小さくなっていた。
夏目漱石「三四郎」(1908)
自意識, 挫折, 劣等感
理想と現実のギャップに直面したとき
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さあさあおなかにおはいりください。
宮沢賢治「山越え」(1921)
恐怖
逃げ場がないことを悟ったとき
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ここに人生がある——それは大部分わたしにとってこころみられたことのない実験である。
ソロー「森の生活」(1854)
好奇心
新しいことを始めるのをためらっているとき
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おれは人殺(ひとごろし)であったんだなと始めて気がついた途端(とたん)に、背中の子が急に石地蔵のように重くなった。
夏目漱石「夢十夜」(1908)
絶望, 罪悪感, 恐怖
自分の隠された罪と向き合わされたとき
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