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この世でこんなに人を喜ばせることのできる源氏は前世ですばらしい善業があったのであろう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(07 紅葉賀)」(1914)
感嘆 →
才能や魅力に恵まれた人を見たとき →
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皆源氏の君と恋する心がもたらした罪だ、その人への愛を今自分は根底から捨てなければならない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
絶望 →
愛することの罪深さに気づき、諦めを決意したとき →
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優れた者が勝ち劣った者が負ける世の中で、こんな個人的な恨みを漏らすとすれば、愚か者でなければ狂人である。
芥川龍之介「猿蟹合戦」(1923)
怒り →
理不尽な世の中に憤りを感じたとき →
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私はちょうど霧の中に閉じ込められた孤独の人間のように立ち竦んでしまったのです。
夏目漱石「私の個人主義」(1914)
孤独 →
将来への道筋が見えず迷っているとき →
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なぜこんな可愛い友達を一度でも殴ったろうと思った。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
後悔 →
大切な人を傷つけてしまったことを悔やむとき →
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敵と敵とが、相並んで槌を下した。
菊池寛「恩讐の彼方に」(1919)
皮肉 →
複雑な人間関係に直面しているとき →
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ここが目的の場所よ。潤ちゃん、あんた何を見ても、声を立てたりしちゃいけませんよ。
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
恐怖 →
禁断の場所に足を踏み入れるとき →
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自分が主殺しの大罪を犯したことに気がついて、後悔と恐怖とのために、そこにへたばってしまった。
菊池寛「恩讐の彼方に」(1919)
後悔 →
取り返しのつかないことをしてしまったとき →
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私は丁度あの「やどかり」でございました。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
皮肉 →
自分の生き方を客観視するとき →
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もう先生に抱かれたまま死んでしまいたいような気持ちになってしまいました。
有島武郎「小さき者へ」(1918)
切なさ →
愛する人に失望されたと感じ、消えてしまいたいとき →
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私はそういうものを身近に見て、素直に死にたいと思う。
岡本かの子「老妓抄」(1938)
切なさ →
人生の意味を考えるとき →
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そんなにいつまでも生きて居られたらいいわね
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
切なさ →
幸福な瞬間に死への不安が影を落とすとき →
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こうして変わらない愛をかける源氏に真心から信頼している様子に同情がされた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(23 初音)」(1914)
慈愛 →
相手の欠点を受け入れるとき →
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人間が変わったのではない。人間は元来そういうものであり、変わったのは世相の上皮だけのことだ。
坂口安吾「堕落論」(1947)
諦念 →
理想と現実のギャップに打ちのめされたとき →
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雑木でも束になっていれば心丈夫ですから。
夏目漱石「私の個人主義」(1914)
ユーモア →
群れることの心理を理解したとき →
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椅子の中の恋(!)それがまあ、どんなに不可思議な、陶酔的な魅力を持つか。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
狂気 →
常識を超えた体験に酔いしれるとき →
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君の杖を立ててその倒れた方に往きたまえ。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
自由 →
決断に迷ったとき →
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言葉を世間の読者に寄せる。君たちもたいてい蟹なんですよ。
芥川龍之介「猿蟹合戦」(1923)
諦念 →
自分の立場を客観視したいとき →
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生きるということは、たいへんなことだ。
太宰治「魚服記」(1933)
重圧 →
人生の重さに押しつぶされそうなとき →
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はっきり言おう。くどくどと、あちこち持って回った書き方をしたが、実はこの小説、夫婦喧嘩の小説なのである。
太宰治「魚服記」(1933)
皮肉 →
本音を隠すのに疲れて正直になりたいとき →
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