古きものを愛護しつつ新しき知識を求める人であれば、人を導く資格がある。
下村湖人現代訳論語」(1949)
知恵伝統と革新のバランスに悩むとき
小人が過ちを犯すと、必ずそれをかざるものである。
下村湖人現代訳論語」(1949)
痛み,自省自分の失敗を隠そうとするとき
こんな、うじ虫の様な生活を、続けて行く位なら、いっそのこと、死んで了った方が増しだ
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
怒り、絶望、決意自分の無価値さに直面し、人生を諦めかけたとき
世上の成功者は、皆自己の意志や、智慮や、勤勉や、仁徳の力によつて自己の好結果を收め得たことを信じて居り、そして失敗者は皆自己の罪では無いが、運命の然らしめたが爲に失敗の苦境に陷つたことを歎じて居る。
幸田露伴努力論」(1912)
皮肉,洞察成功と失敗の理由を考えているとき
それは何であるかならば勇ましい高尚なる生涯であると思います
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
感動自分には何も残せないと感じたとき
自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊重しなければならない
夏目漱石私の個人主義」(1914)
納得自分の自由と他者の自由の折り合いに悩むとき
世に在ること一日ならば、一日の好人と做るを要す
新渡戸稲造自警録」(1916)
清々しさ人生を大きく変えたいけど何から始めればいいかわからないとき
僕はもう、あのさそりのように、 ほんとうにみんなの幸のためならば 僕のからだなんか 百ぺん灼いてもかまわない
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
覚悟誰かのために何かしたいとき
一体十五六の少女の気持と云うものは、肉親の親か姉妹ででもなければ、なかなか分りにくいものです。
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
困惑, 不安, 問い相手を本当に理解できないことに気づくとき
憐れな私は親孝行のできない境遇にいた。
夏目漱石こころ」(1914)
孤独, 切なさ, 悲しみ努力しても報われない時に, 葛藤の中で身動きが取れない時に
人間と人間と触れ合うことは無限の味、幸福、涙である。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
感動,至福他者との深いつながりを体験するとき
蓮華寺では下宿を兼ねた。
島崎藤村破戒」(1906)
静寂新しい場所で生活を始めるとき
内心では勿論弟子の僧が、自分を説伏(ときふ)せて、この法を試みさせるのを待っていたのである。
芥川龍之介」(1916)
切なさ, 決意自分を変えたいのに、誰かの後押しを待っているとき
セロもずいぶん降ったものだなあ。 おい。
宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」(1934)
怒り上司や先輩にけなされたとき
雲雀の鳴くのは口で鳴くのではない、魂全体が鳴くのだ。
夏目漱石草枕」(1906)
感動、覚醒人生の本質的な生き方について考えたいとき
犬は唯きび団子が欲しさに、鬼の征伐に加勢したのであった。
芥川龍之介桃太郎」(1924)
皮肉、幻滅仲間だと思っていた人の本当の動機を知ったとき
徳は何よりも働きに属している。
三木清哲学入門」(1940)
行動力,実践性考えるだけでなく行動に移そうとするとき
頭の悪い人足ののろい人がずっとあとからおくれて来てわけもなくそのだいじな宝物を拾って行く場合がある
寺田寅彦科学者とあたま」(1933)
希望自分は要領が悪いと落ち込んだとき
海蔵はそれから少しいい人になりました。
新美南吉牛をつないだ椿の木」(1943)
温かさ、希望人は変われるのかと問いたくなったとき
たった一人の寝がえりものは、三百人の命を殺すということを知らなければならない。
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り, 決意団結の重要性を痛感したいとき