馬を駅亭の主人に借りて独り郊外の村々を巡りたり。
柳田国男遠野物語」(1910)
決意, 冒険心一人で未知の土地へ向かいたいときや、自分だけの世界を探求したいとき
やまなしの匂いが、水の中に広がっていきました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
幸福、安らぎ恐怖の後に訪れる穏やかさを感じたいとき
人は務めている間は、迷うに極まったものだからな。
ゲーテファウスト」(1808)
慰め何が正しいかわからず迷い続けているとき
謂わばおそろしい魔の淵(ふち)にするすると吸い寄せられるように
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
恐怖人生の決断を迫られるとき
革命は、 まだ終っていないのだ。
太宰治斜陽」(1947)
決意まだ諦めたくないとき
もうお別れになるかも知れません。随分ご機嫌よう
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
切なさ、別離の悲しみ大切な人との永遠の別れを覚悟したとき
谷間には希望の幸福が緑いろに萌えている。
ゲーテファウスト」(1808)
希望春の訪れや新しい季節の始まりを感じるとき
血がきらいなのです。
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
不気味さ、奇妙さ敵や困難な対手の正体を知りたいとき
その途端に眼が覚めると、私はやはり、あの椅子に腰をかけたまま、暖炉の前に坐っていました。
芥川龍之介魔術」(1920)
衝撃、虚脱自分の弱さを突きつけられたとき
考えてるのよ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
決意自分の怠惰を指摘されて、それでも自分が何をしているのか問われたとき
お前はその風の中に何かしら人間の力では遂に到達し得ない或る楽天的なものを嗅ぎ出しているようであった。
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
切なさ大切な人の強さに胸を打たれたとき
室はけむりのように消え、二人は寒さにぶるぶるふるえて、草の中に立っていました。
宮沢賢治山越え」(1921)
恐怖, 混乱, 無力感予期しない危機に直面したとき
嘘こけ! そんだったら、俺なんて社長になってねかならないべよ
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り, 諦観支配者の嘘に気づいたとき、搾取に気づいたとき
我はわが愆(とが)を知る。わが罪は常にわが前にあり
夏目漱石三四郎」(1908)
悲しみ、後悔、切なさ自分の運命を受け入れるしかない時に
もう田舎へは行かない、東京で清とうちを持つんだ
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
希望長く離れていた人との再会で、人生を変える決意をしたとき
私はもう少しで、危く他の人達の金を取る所でした。
芥川龍之介魔術」(1920)
後悔、自覚自分の中の醜い欲望に気づいてしまったとき
――こうなれば、もう誰も哂(わら)うものはないにちがいない。
芥川龍之介」(1916)
悲しみ、皮肉、諦念自分の醜さが戻ってきたことを受け入れるしかないとき
多くの人々は一度もほんとうの自分にめぐりあわずに死んでいっているのである。芸術家だけは、それも、ほんとうの、いい加減でない真の芸術家だけが、どんなに貧乏しても、ほんとうの自分にめぐりあって死んでいっているともいえるのである。
中井正一美学入門」(1941)
生の充実自分の生き方に迷いが生じたとき
弓というものがどんな物であったか、それも思い出せぬ。
中島敦名人伝」(1942)
衝撃、悟り何かに執着しすぎている自分に気づいたとき
そして己達に何も知れるものでないと、己は見ているのだ。それを思えば、ほとんどこの胸が焦げそうだ。
ゲーテファウスト」(1808)
絶望どれだけ勉強しても答えが見えないとき