❝
道徳の根本概念は我と物でなく、我と汝である。
三木清「哲学入門」(1940)
❝
あなたが死んでしまうのよ。雨宮潤一という人間を殺してしまうのよ
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
❝
認識は模写的であると同時に構成的であり、模写と構成との統一である。
三木清「哲学入門」(1940)
❝
本当に私は、どれが本当の自分だか分からない。
太宰治「女生徒」(1939)
❝
このような話を聞き、このような場所を見てきた後、これを人に語りたがらない者が果たしているだろうか。
柳田国男「遠野物語」(1910)
❝
優れた者が勝ち劣った者が負ける世の中で、こんな個人的な恨みを漏らすとすれば、愚か者でなければ狂人である。
芥川龍之介「猿蟹合戦」(1923)
❝
まだ年がつり合わないなどと常識的に判断をなさって、失礼な申し出だとお思いになるでしょうか
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(05 若紫)」(1914)
❝
類のないお人よしの、そして信頼のできる者は私で、他の男性のすることはそんなものでないことを経験なさったでしょう。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(31 真木柱)」(1914)
❝
母は私にも別れの言葉もいうひまもなかったのか、それきり私は会えなかった。
室生犀星「幼年時代」(1919)
❝
一夜のうちに姉の姿は消えて、そこに一本の柳となっていたのです。
小川未明「赤い船」(1922)
❝
私は私自身さえ信用していないのです。
夏目漱石「こころ」(1914)
❝
坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺に埋めてください。
夏目漱石「坊っちゃん」(1906)
❝
もう先生に抱かれたまま死んでしまいたいような心持ちになってしまいました。
有島武郎「一房の葡萄」(1920)
❝
時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない
ソロー「森の生活」(1854)