豆腐屋が豆腐を売ってあるくのは、けっして国家のために売って歩くのではない。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
冷静,諦観大げさな理想論に疑問を感じたとき
お前が学資を続ける方法がないために、もう幾月も大学をやめてしまい、出稽古その他の口もなくなったと知った時、わたしの気持はどんなだったでしょう!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
悲しみ、切なさ親が子どもの困窮を知ったとき
おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。
岡倉天心茶の本」(1906)
ハッとする他人を見下してしまいそうなとき
金を遺すのはよろしい、事業を遺すのもよろしい、しかしながらそれよりもいちばん大事なのは何かというと、勇ましい高尚なる生涯でありましょう
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
覚悟お金や成功だけが価値だと思いそうになったとき
その表情はぴしゃりと心のカメラへ焼き付いてしまった。
夏目漱石草枕」(1906)
美への感動、切なさ心に深く残る美しさに出会いたいとき
惚れて夫婦になる必要があるうちは、小説を初からしまいまで読む必要があるんです
夏目漱石草枕」(1906)
怒り、決意、諦観人生の選択肢に直面したとき、自分の生き方の自由さについて考えたいとき
ああ、夫子が、——古今無双の射の名人たる夫子が、弓を忘れ果てられたとや?
中島敦名人伝」(1942)
驚愕,畏敬完璧すぎる忘却に直面したとき
ジブンヲカンジョウニ入レズニ ヨクミキキシワカリ
宮沢賢治雨ニモマケズ」(0)
決意自分の感情に流されず、相手を理解したいとき
おれは逃げも隠(かく)れもせん。今夜五時までは浜の港屋に居る。用があるなら巡査(じゅんさ)なりなんなり、よこせ
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
決意不正に立ち向かい、潔く決別を宣言したいとき
兵十は火縄銃(ひなわじゅう)をばたりと、とり落しました。青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
衝撃、絶望取り返しのつかないことが起きた瞬間
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
夏目漱石吾輩は猫である」(1905)
存在の問い自分が何者であるかを問い直したいとき
人間は生まれながらにして 自由であり平等であるという。 それならば何故私は このように苦しまねばならぬのか。
島崎藤村破戒」(1906)
怒り不条理に怒りを感じるとき
ただ懲役に行かないで生きているばかりである。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
虚無, 悲しみ, 諦念人生の意味を問いたくなったとき
そうだ僕は知っていたのだ、もちろんカムパネルラも知っている。
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
悔しさ,切なさ友達が自分をかばってくれたと気づいたとき
お上の事には間違はございますまいから。
森鷗外最後の一句」(1915)
皮肉、反骨権威に対して疑問を感じながらも従わざるを得ないとき
我々は試みては過ち、過っては試みることである。
三木清哲学入門」(1940)
挑戦,学習意欲失敗を恐れずに新しいことに取り組むとき
人と人との交際に趣味のあるのとないのとは、金銭や物件で差引勘定の出来ないところにある。
新渡戸稲造自警録」(1916)
あたたかさ人間関係が損得勘定になっていると感じるとき
ここらが非人情で面白い。
夏目漱石草枕」(1906)
驚き、発見都会の常識が通じない地方の人情に気づいたとき
自分には、人間の生活というものが、 見当つかないのです。
太宰治人間失格」(1948)
孤独周りに馴染めないと感じるとき
ああ、暑、暑! どうだった、譲治さん、あたしの踊るのを見ていた?
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
喜び自分の成功を確認したいとき