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帝は源氏の大臣にそっくりなお顔であるが、思いなしか一段崇高な御美貌と拝されるのであった。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(29 行幸)」(1914)
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文学を専門的にまでやる人で長寿と幸福を二つとも揃って得ている人は少ない。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(17 絵合)」(1914)
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中川の皐月の水に人似たりかたければむせびよればわななく    (晶子)光源氏、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(02 帚木)」(1914)
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私の言ったとおりじゃないか。どうしてあんな見る影もない人を源氏の君が奥様の一人だとお思いになるものかね
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(15 蓬生)」(1914)
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あきれるとともにくやしくてならない心になったが、人違いだとも言えず困った。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(03 空蝉)」(1914)
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父帝のことで痛心していた源氏は、帰京ができた今日になってその御菩提を早く弔いたいと仕度をしていた。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(14 澪標)」(1914)
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恨めしと人を目におくこともこそ身のおとろへにほかならぬかな (晶子)天皇が新しくお立ちになり、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(09 葵)」(1914)
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うき夜半の悪夢と共になつかしきゆめもあとなく消えにけるかな (晶子)源氏が六条に恋人を持っていた頃、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(04 夕顔)」(1914)
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皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くことのみな身に沁まぬらし  (晶子)源氏の君の夕顔を失った悲しみは、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(06 末摘花)」(1914)
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こひしさも悲しきことも知らぬなり真木の柱にならまほしけれ  (晶子)「帝のお耳に入って、……
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(31 真木柱)」(1914)
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私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)