桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
おお、神よ。あなたは、すべての良いものを、労働の代価として、私たちに売ってくださった。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
…………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。
夢野久作ドグラ・マグラ」(1935)
○病床六尺、これが我世界である。
正岡子規病床六尺」(1902)
「論語」を読む人のために東洋を知るには儒教を知らなければならない。
下村湖人現代訳論語」(1949)
実は好奇心のため、しかし私は画家であることを利用して、……
泉鏡花外科室」(1895)
「では皆さんは、昔の人が川だと言ったり、乳(ちち)の流れた跡だと言ったりしていた、……
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
隴西(ろうさい)の李徴(りちょう)は学問に優れ、……
中島敦山月記」(1942)
忘れようとしても自分の心が自分の思うようにならないから苦しんでいるのだよ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(03 空蝉)」(1914)
些細なことが私たちを慰めてくれる。なぜなら些細なことが私たちを悲しませるから。
パスカルパスカルの言葉」(1943)
若やかにうぐひすぞ啼く初春の衣くばられし一人のやうに    (晶子)新春第一日の空の完全にうららかな光のもとには、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(23 初音)」(1914)
われ、山に向かって、目を上げる。
太宰治魚服記」(1933)
神の存在、及び人間の霊魂と肉体との区別を論証する、……
デカルト省察」(1641)
うき夜半の悪夢と共になつかしきゆめもあとなく消えにけるかな (晶子)源氏が六条に恋人を持っていた頃、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(04 夕顔)」(1914)
橘も恋の憂いも散りかえば香をなつかしみほととぎす鳴く   (晶子)自分から求めてしている恋愛の苦しみは昔も今も変わ……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(11 花散里)」(1914)
省線のその小さな駅に、私は毎日、人をお迎えに行きます。
太宰治待つ」(1942)