シェア
❝
伯牛、わしは強いてお前の顔を見ようとはいわぬ。せめて声だけでも聞かせてくれ。
下村湖人「論語物語」(1938)
悲しみ,愛情
大切な人が病気で会えないとき
この一文の背景を知る →
『論語物語』を見る
シェア
❝
あの通りの眉や鼻が木の中に埋っているのを、鑿と槌の力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない
夏目漱石「夢十夜」(1908)
驚き
自分の認識が根本から変わるとき
この一文の背景を知る →
『夢十夜』を見る
シェア
❝
頭のいい人は、言わば富士のすそ野まで来て、そこから頂上をながめただけで、それで富士の全体をのみ込んで東京へ引き返すという心配がある。富士はやはり登ってみなければわからない
寺田寅彦「科学者とあたま」(1933)
納得
理解したつもりで済ませてしまうとき
この一文の背景を知る →
『科学者とあたま』を見る
シェア
❝
自分が、如何に生く可きかを學んでゐたと思つてゐる間に、自分は、如何に死す可きかを學んでゐたのである。
レオナルド・ダ・ヴインチ「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
生と死の逆転
生きる意味を考えたいとき
この一文の背景を知る →
『レオナルド・ダ・ヴインチの手記』を見る
シェア
❝
自己の個性の発展を仕遂げようと思うならば、同時に他人の個性も尊重しなければならない
夏目漱石「私の個人主義」(1914)
納得
自分の自由と他者の自由の折り合いに悩むとき
この一文の背景を知る →
『私の個人主義』を見る
シェア
❝
その時私は明治の精神が天皇に始まって天皇に終ったような気がしました。最も強く明治の影響を受けた私どもが、その後(あと)に生き残っているのは必竟(ひっきょう)時勢遅れだという感じが烈(はげ)しく私の胸を打ちました。
夏目漱石「こころ」(1914)
喪失感, 絶望, 時代への違和感
自分が所属していた時代や価値観が終わったと感じるとき、生きる意味を失ったとき
この一文の背景を知る →
『こころ』を見る
シェア
❝
庄兵衛はこの男を島へ送ることが果して是(ぜ)であろうかという疑を持った。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
葛藤、疑問
法律と人情の間で引き裂かれるとき
この一文の背景を知る →
『高瀬舟』を見る
シェア
❝
人間の能力は決して計算ずみではない。またわれわれはどれかの前例によってそれの能力を判断すべきではない。まだ試みられた部分はいかにも少ないのである。
ソロー「森の生活」(1854)
希望
自分の可能性を信じられなくなったとき
この一文の背景を知る →
『森の生活』を見る
シェア
❝
たとい如何なる目を見ようとも、 如何なる人に邂逅おうとも、 決してそれは打ち明けるな。 一旦の憤怒悲哀から、 若しそれを白状するような事があったら、 その時こそお前の一生の 不幸だと思え。
島崎藤村「破戒」(1906)
緊張
自分のことを隠さなければならないとき
この一文の背景を知る →
『破戒』を見る
シェア
❝
色々の虫が鳴いて居るのです。山が虫の声になってしまって居るようで、それでしんとして淋しうございました。
小泉節子「思い出の記」(1908)
孤独、切なさ
山越えの夜道で心細くなったとき
この一文の背景を知る →
『思い出の記』を見る
シェア
❝
理想があれば手なり足なりに現れる。
新渡戸稲造「自警録」(1916)
確信,希望
理想を実現する方法を模索するとき
この一文の背景を知る →
『自警録』を見る
シェア
❝
君、あの女には、もう返したのか 「いいや」 「いつまでも借りておいてやれ」
夏目漱石「三四郎」(1908)
切なさ、逆説的な喜び
恋する相手との関係を深めたいとき、純粋な気持ちを複雑に感じるとき
この一文の背景を知る →
『三四郎』を見る
シェア
❝
美しく生きたいと思います。
太宰治「女生徒」(1939)
決意
自分を変えたいと思ったとき
この一文の背景を知る →
『女生徒』を見る
シェア
❝
人間には互いに働きかけたい心願がある。
倉田百三「愛と認識との出発」(1921)
切望,孤独感
他者との関係について深く考えるとき
この一文の背景を知る →
『愛と認識との出発』を見る
シェア
❝
もう、どうでもいい。
太宰治「走れメロス」(1940)
孤独
全部投げ出したくなったとき
この一文の背景を知る →
『走れメロス』を見る
シェア
❝
私はその変な画を眺めるだけで、講演の内容をちっとも組み立てずに暮らしてしまったのです。
夏目漱石「私の個人主義」(1914)
諦観,自嘲
やるべきことを先延ばしにしてしまったとき
この一文の背景を知る →
『私の個人主義』を見る
シェア
❝
学識あり、才能あるものが、いつまでか一少女の情にかゝづらひて、目的なき生活(なりはひ)をなすべき。
森鷗外「舞姫」(1890)
葛藤, 決意
友人の忠告を受けたとき
この一文の背景を知る →
『舞姫』を見る
シェア
❝
蝶子は柳吉に惚れていた。 惚れた相手なら仕方がないと 思うのが女の悲しさであった。
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
切なさ
好きな人にどうしても甘くなってしまうとき
この一文の背景を知る →
『夫婦善哉』を見る
シェア
❝
つまり卒業はお前に取ってより、このおれに取って結構なんだ。解ったかい
夏目漱石「こころ」(1914)
切なさ, 愛情
親の死を覚悟した父の真摯な思いを初めて理解するとき
この一文の背景を知る →
『こころ』を見る
シェア
❝
本当のことを云えば、そんな先きの成算なんて、どうでもいいんだ。――死ぬか、生きるか、だからな
小林多喜二「蟹工船」(1929)
決意
集団での反発行動を前にして、計算や利害得失を超越した覚悟を決めるとき
この一文の背景を知る →
『蟹工船』を見る