恨めしと人を目におくこともこそ身のおとろへにほかならぬかな
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
無常愛する人を憎む気持ちが自分を蝕んでいることに気づいたとき
富士の頂角(ちょうかく)について、広重(ひろしげ)の富士は八十五度、文晁(ぶんてう)の富士も八十四度くらい。
太宰治富嶽百景」(1939)
冒頭書き出し
あいがたきいつきのみことおもいてきさらにはるかになりゆくものを(晶子)前斎宮の入内を女院(にょいん=太上天皇の后)……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(17 絵合)」(1914)
冒頭書き出し
あんまり上手でないという評判でした。
宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」(1934)
哀愁自分の実力を客観視したいとき
人恋ふる涙をわすれ大海へ引かれ行くべき身かと思ひぬ     (晶子)当帝の外戚の大臣一派が極端な圧迫をして源氏に不……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(12 須磨)」(1914)
冒頭書き出し
些細なことが私たちを慰めてくれる。なぜなら些細なことが私たちを悲しませるから。
パスカルパスカルの言葉」(1943)
哀愁日常の小さなことで落ち込んだり、ほっとしたりしているとき
それはまだ人々が「愚」という貴い徳を持っていて、世の中が今のように激しく軋(きし)み合わない時分であった。
谷崎潤一郎刺青」(1910)
冒頭書き出し
序論……われらはいっしょにこれから何を論ずるか……おれたちはみな農民である ずいぶん忙しく仕事もつらいもっと明るく生き生
宮沢賢治農民芸術概論綱要」(1926)
冒頭書き出し
恥の多い人生を送ってきました。
太宰治人間失格」(1948)
恥辱人生を振り返り、自分の歩んできた道を恥じるとき
地の声をもって天の言葉を語った人なのである。
下村湖人論語物語」(1938)
敬慕人間の崇高さを知りたいとき
「おい地獄(じごく)さ行くんだで!」二人はデッキの手すりに寄りかかって、……
小林多喜二蟹工船」(1929)
冒頭書き出し
朝、目を覚ますときの気持ちは、面白い。
太宰治女生徒」(1939)
冒頭書き出し
月夜に七人の子供が歩いていました。
新美南吉」(1943)
郷愁懐かしい風景を思い出したいとき
うとうととして目が覚めると、女はいつの間にか、隣のじいさんと話を始めている。
夏目漱石三四郎」(1908)
冒頭書き出し
ある声 お前は俺の思惑とは全然違った人間だった。
芥川龍之介或阿呆の一生」(1927)
冒頭書き出し
私と親しいある老科学者が、ある日私に次のようなことを話して聞かせた。
寺田寅彦科学者とあたま」(1933)
冒頭書き出し
こんな夢を見た。
夏目漱石夢十夜」(1908)
冒頭書き出し
序文 論語は「天の書」であると共に「地の書」である。
下村湖人論語物語」(1938)
冒頭書き出し
自序努力は一つである。
幸田露伴努力論」(1912)
冒頭書き出し
私は遊ぶことが何よりも好きなので、家で仕事をしていながらも、……
太宰治」(1947)
冒頭書き出し