善く費された日が、幸福な眠を齎すやうに、善く用ひられた生は、幸福な死を將來する。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
人生の充実一日一日を大切に生きたいとき
私は leben せんためには denken しなければならないと思った。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
知的情熱なぜ学ぶのか、なぜ考えるのか迷ったとき
ごんは、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。
新美南吉ごんぎつね」(1932)
切なさ、救い最後の最後に、やっと気持ちが伝わったとき
私は今の私を恥ずかしいとは思わない。然し満足しているとも思わない。
有島武郎小さき者へ」(1918)
誠実自分の不完全さを認めるとき
さあさあおなかにおはいりください。
宮沢賢治山越え」(1921)
恐怖逃げ場がないことを悟ったとき
二十三年の弱点が一度に露見したような心持ちであった
夏目漱石三四郎」(1908)
自己否定, 絶望感自分の人生を否定されたと感じるとき
お前が学資を続ける方法がないために、もう幾月も大学をやめてしまい、出稽古その他の口もなくなったと知った時、わたしの気持はどんなだったでしょう!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
悲しみ、切なさ親が子どもの困窮を知ったとき
私は淋しい人間です
夏目漱石こころ」(1914)
孤独、切実さなぜ何度も来るのかと問われ、自分の心の空白と向き合うとき
室はけむりのように消え、二人は寒さにぶるぶるふるえて、草の中に立っていました。
宮沢賢治山越え」(1921)
恐怖, 混乱, 無力感予期しない危機に直面したとき
それらの幸福は、それが最も壊れやすいもので出来ているように見えながらも、どんな物の力でも打ちくだけそうになかった。
堀辰雄風立ちぬ」(1938)
感嘆はかないものの中に強さを見出したとき
そしてそれが花の精かも知れないと怖れることだけは忘れませんでした。
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
畏怖、本能的恐怖美しいものの正体を疑うとき
名人紀昌は終に弓を手にしなくなった。
中島敦名人伝」(1942)
超越、静寂何かを極めた先にあるものを知りたいとき
お客さまがた、ここで髪をきちんとして、 それからはきものの泥を落してください。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)
好奇心丁寧すぎるサービスに違和感を覚えたとき
熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より頭の中のほうが広いでしょう。とらわれちゃだめだ。
夏目漱石三四郎」(1908)
解放感、目覚め、衝撃既成概念や国家的な圧力に縛られていた自分の殻を破りたいとき
兎に角君に教えるがね。一切の理論は灰いろで、緑なのは黄金なす生活の木だ。
ゲーテファウスト」(1808)
覚醒頭でっかちになって行動できないとき
まだグレゴールはここにいて、自分の家族を見捨てようなどとは、ほんの少しだって考えてはいないのだ。
フランツ・カフカ変身」(0)
決意, 切なさ家族のために自分を犠牲にする覚悟を決めたとき
私は生れつき、世にも醜い容貌の持主でございます。これをどうか、はっきりと、お覚えなすっていて下さいませ。
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
切なさ、自己卑下、決意自分の劣等感と向き合いたいとき、ありのままを受け入れてほしいと願うとき
己の珠に非ざることを 惧れるが故に、 敢て刻苦して磨こうともせず
中島敦山月記」(1942)
後悔努力から逃げてしまったとき
下宿より何となく派手で、居心地がいいのだろう。
江戸川乱歩D坂の殺人事件」(1925)
孤独、現実逃避本当の理由は不明だが、何かから逃げたいとき
なぜグレゴールだけが、ほんのちょっと遅刻しただけですぐ最大の疑いをかけるような商会に勤めるように運命づけられたのだろうか。
フランツ・カフカ変身」(0)
怒り, 悲しみ朝寝坊で支配人が訪ねてきたとき