—大正三年十一月二十五日学習院輔仁会(ほじんかい)において述—私は今日初めて、この学習院というものの中に入りました。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
冒頭書き出し
嫉妬こそベーコンがいったように悪魔に最もふさわしい属性である。
三木清人生論ノート」(1941)
怒り嫉妬の醜さに直面したとき
人間はね、自分が困らない程度内で、なるべく人に親切がしてみたいものだ
夏目漱石三四郎」(1908)
納得人の親切を受けたとき
あじきなき松の風かな泣けばなき小琴をとればおなじ音を弾く
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)」(1914)
哀愁人生の無常を感じているとき
そのころ、東京中の町という町、家という家では、……
江戸川乱歩怪人二十面相」(1936)
冒頭書き出し
第一章 人情の碗 茶は薬用として始まり、のちに飲料となった。
岡倉天心茶の本」(1906)
冒頭書き出し
道と空との間にただ一人我ばかり
泉鏡花高野聖」(1900)
孤独人生の迷いの中にいるとき
こんな思いをして生きているくらいなら、いっそ川へでも身を投げて、死んでしまった方がましかも知れない。
芥川龍之介杜子春」(1920)
絶望人生のどん底にいるとき
二月の二十幾日に紫宸殿の桜の宴があった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(08 花宴)」(1914)
幽玄言葉にできない感覚に包まれたとき
斎宮の伊勢へ下向される日が近づけば近づくほど御息所は心細くなるのだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
哀愁心に悲しみが訪れたとき
とかく人の世は住みにくい。
夏目漱石草枕」(1906)
諦念人生の困難さに直面したとき
松戸与三はセメント開けをやっていた。
葉山嘉樹セメント樽の中の手紙」(1926)
冒頭書き出し
親から受け継いだ無鉄砲な性格で、子供の頃から損ばかりしている。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
冒頭書き出し
「論語」を読む人のために東洋を知るには儒教を知らなければならない。
下村湖人現代訳論語」(1949)
冒頭書き出し
雪ちるや日よりかしこくめでたさも上なき君の玉のおん輿    (晶子)源氏は玉鬘に対してあらゆる好意を尽くしているの……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)
冒頭書き出し
皮ごろも上に着たれば我妹子は聞くことのみな身に沁まぬらし  (晶子)源氏の君の夕顔を失った悲しみは、……
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(06 末摘花)」(1914)
冒頭書き出し
夢中になってながめる者の顔にまで愛嬌が反映するほどである。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
美,魅了圧倒的な美しさに出会ったとき
人は努めている間は、迷うに決まったものだからな。
ゲーテファウスト」(1808)
慰め間違いを犯してしまったとき
「ああ、なんという骨の折れる職業をおれは選んでしまったんだろう」と、彼は思った。
フランツ・カフカ変身」(0)
驚き人生が突然変わったとき