「いき」は「浮かみもやらぬ、流れのうき身」という「苦界」にその起原をもっている。
九鬼周造「いき」の構造
背景解説
美しい言葉の裏にある深い悲しみを明かした一文。「いき」とは苦労を重ねた人だけが到達できる境地だということを、遊郭という「苦界」から説き起こしている。
婀娜っぽい、かろらかな微笑の裏に、真摯な熱い涙のほのかな痕跡を見詰めたときに、はじめて「いき」の真相を把握し得たのである。
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