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物の真に肝要なところはただ虚にのみ存すると彼は主張した。たとえば室の本質は、屋根と壁に囲まれた空虚なところに見いだすことができるのであって、屋根や壁そのものにはない。
岡倉天心「茶の本」
背景解説
部屋の本質って壁や屋根じゃなくて「何もない空間」にあるんだって。コップだって中が空っぽだから水が入る。「空っぽ」こそが大事っていう逆転の発想、めちゃくちゃ深いんですよ。
部屋の本質は壁でも屋根でもなく「空っぽ」にある
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『茶の本』の他のひとふみ
茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。
岡倉天心
おのれに存する偉大なるものの小を感ずることのできない人は、他人に存する小なるものの偉大を見のがしがちである。
岡倉天心
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もしわれわれが文明国たるためには、血なまぐさい戦争の名誉によらなければならないとするならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。
岡倉天心
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