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映画は今から二十年前までは芸術であるということを人々は躊躇していたにもかかわらず、しかし、今や、それは一つの立派な芸術として人間を納得させはじめた。
中井正一「美学入門」
背景解説
新しいものを受け入れるのに時間がかかるけど、最終的には認められるって話。今でもゲームやネット文化を芸術って認めたがらない人いるよね。でも時代と共に価値観も変わっていくんだなって。
今「芸術ではない」と言われているものが、未来の芸術になる?
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『美学入門』の他のひとふみ
私たちが、日常のことで思い悩み、腹を立てたり、悲しんだりして疲れはてた時、ふと、自然を見て、「ああ、こんな美しい世界があるのを、すっかり忘れていた。どうして、これを忘れていたのだろう。」と何だか恥ずかしくなり、やがて、悲しみや、怒りを忘れてしまい、自然の景色の中につつまれ、「ああいいな」とうっとりとその中に吸い込まれていくことがある。
中井正一
自然にふれることで、自分のほんとうのあるべき、守るべき姿にぶっつかり、ほんとうの自由な自分、いとおしむべき、健康な、大切にすべき自分に気がつくことは、大変なことである。死んでも守らなければならない自分を、発見することでもあるのである。
中井正一
多くの人々は一度もほんとうの自分にめぐりあわずに死んでいっているのである。芸術家だけは、それも、ほんとうの、いい加減でない真の芸術家だけが、どんなに貧乏しても、ほんとうの自分にめぐりあって死んでいっているともいえるのである。
中井正一
人間は、二つの魂の誕生をもっているといえよう。世界がこんなに美しく、世の中がこんなに面白いものかと驚嘆する時がある。これが第一の誕生である。そしていつか、それとまったく反対に、人間がこんなに愚劣であったのか、また自分も、こんなに下らないものだったのかと驚嘆し、驚きはてる時がある。これが第二の、魂の誕生なのである。
中井正一
前の時間が、そのまま流れているのは、滞っているのである。切って捨てて脱落して新しく生まれるからこそ生きているのである。
中井正一
多くの人々は一度もほんとうの自分にめぐりあわずに死んでいっているともいえるのである。
中井正一
前の時間が、そのまま流れているのは、滞っているのである。
中井正一
人間は、二つの魂の誕生をもっているといえよう。
中井正一
飾りがないことは、嘘がないことである。
中井正一
この現実の世界にありっこない悪夢のような風景を描いたのであろう。
中井正一
機械は人間から霊魂を奪ってしまった。
中井正一
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