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地面の底に顔があらわれ、さみしい病人の顔があらわれ。
萩原朔太郎「月に吠える」
背景解説
100年前の詩人が書いたとは思えないほどホラー映画みたいな一行でしょ?萩原朔太郎は日本初の本格的な口語詩人で、当時の人々が絶対に書かなかった「病的で不気味な世界」を詩にした革命児なんだ。この地面から顔が出てくる描写、まるでジブリの「千と千尋」みたいな幻想的でちょっと怖い世界観だよね。
でも、なぜ彼はこんな不気味な詩を書き続けたのか、その理由を知ったら絶対に鳥肌が立つよ。
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『月に吠える』の他のひとふみ
ぬすつと犬めが、くさった波止場の月に吠えている。
萩原朔太郎
とほい空でぴすとるが鳴る。またぴすとるが鳴る。
萩原朔太郎
あいつはいつも歪んだ顔をして、窓のそばに突っ立っている。
萩原朔太郎
わたしはくちびるにべにをぬって、あたらしい白樺の幹に接吻した。
萩原朔太郎
半身は砂のなかにうもれていて、それで居てべろべろ舌を出している。
萩原朔太郎
おれは病気の風船のりみたいに、いつも憔悴した方角で、ふらふらふらふらあるいているのだ。
萩原朔太郎
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