まだ雨風は止まないし、雷鳴が始終することも同じで幾日か経った。今は極度に侘しい須磨の人たちだった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(13 明石)
背景解説
止まない嵐、終わらない雷鳴、そして極度の侘しさ。須磨に流された源氏の絶望が、天候の描写に凝縮されている。自然の猛威と人間の孤独が重なる名場面。
嵐の中の孤独が、自分の孤独と重なる。
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