なんという、さびしい景色だろうと、人魚は思いました。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
上手なはずだ。人間ではない、人魚が描いたのだもの。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
一夜のうちに姉の姿は消えて、そこに一本の柳となっていたのです。
小川未明赤い船」(1922)
娘は、赤いろうそくを、自分の悲しい思い出の記念に、二、三本残していったのです。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
あるところに、人のよいおばあさんが住んでいました。
小川未明赤い船」(1922)
人魚は、南の方の海にばかり住んでいるのではありません。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
幾年も経たずして、そのふもとの町は滅びて、なくなってしまいました。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
このままの姿では、とても何千里となく遠い国へ帰ることはできません。
小川未明赤い船」(1922)
子供がどこにいても、しあわせに暮らしてくれたなら、私の喜びは、それに勝ったことはない。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)