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作者詳細
中島敦
なかじまあつし
1909–1942
小説
2作品 / 7フレーズ
東京生まれの小説家。漢学者の家系に育ち、中国の古典に深い素養を持つ。「山月記」「名人伝」など、中国の故事を題材に人間の業と芸術への執念を格調高い文体で描いた。喘息により33歳で早世したが、数少ない作品はいずれも日本文学の名品として読み継がれている。
全2作品
名人伝
小説
弓の名人は、最後に弓を忘れた
1942年 / 約14分 / 3フレーズ
山月記
小説
才能に溺れ、虎になった男の告白
1942年 / 約20分 / 4フレーズ
中島敦のひとふみ
二年の後には、激しく往復する踏み木が睫毛(まつげ)をかすめても、絶えて瞬くことがなくなった。
中島敦
人は高塔であった。馬は山であった。豚は丘のごとく、鶏は城楼と見える。
中島敦
見よ、鳶は羽ばたきもせず中空から石のように落ちて来るではないか。
中島敦
人生は何事もしないには余りに長いが、何事かをするには余りに短い。
中島敦
人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが、各人の性情だという。
中島敦
笑ってくれ。詩人になりそこなって虎になった哀れな男を。
中島敦
全く、どんな事でも起こり得るのだと思って、深く恐れた。
中島敦