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あの子はわたしにさえも、余計な心配をさせまいと思って、しじゅう手紙のやりとりをしていながら、何一つ書いてよこさなかったくらいです。
ドストエフスキー「罪と罰」
背景解説
妹ドゥーニャって、めっちゃ優しい子なんです。家族に心配かけたくない一心で、毎日手紙を書きながらも、自分の苦しい状況は絶対に隠してた。つまり、言葉の裏側に隠された深い愛情と、それでも隠しきれない家族への想いが詰まってるわけです。
でもその秘密が、兄の主人公ラスコーリニコフの中で、やがて取り返しのつかない行動へと彼を突き動かしていくんです。
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『罪と罰』の他のひとふみ
いっさいの事は人間の掌中にあるんだが、ただただ臆病のために万事鼻っ先を素通りさせてしまうんだ
ドストエフスキー
小事、小事が大事だ! こういう小事が、往々万事を打ちこわすのだ
ドストエフスキー
『今からこんなにびくびくして、もしいよいよ実行という段になったら、いったいどうするのだ?……』
ドストエフスキー
『ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!』
ドストエフスキー
小事、小事が大事だ! こういう小事が、往々万事を打ちこわすのだ……
ドストエフスキー
ああ、実に! なんという汚らわしい事だろう! いったい、いったいおれが……いや、これは無意味(ノンセンス)だ、これは愚にもつかぬことだ!
ドストエフスキー
どんな人間にだって、よしんばただのひとところだけでも、他人(ひと)からいたわってもらえるところがなくちゃなりませんからな!
ドストエフスキー
もうどこへも行く先がないという意味が、おわかりになりますかな? いや、これはまだあなたにゃわかりますまいよ……
ドストエフスキー
考えてるのよ!
ドストエフスキー
そうだ、一度にひと身上いるんだ
ドストエフスキー
お前が学資を続ける方法がないために、もう幾月も大学をやめてしまい、出稽古その他の口もなくなったと知った時、わたしの気持はどんなだったでしょう!
ドストエフスキー
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