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きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写して誰にか見せむ。
森鷗外「舞姫」
背景解説
昨日は正しいと思ってたことが、今日には間違ってる…そんな風に気持ちってコロコロ変わりますよね。主人公はそういう瞬間の感情を記録することの虚しさに気づいちゃうんです。つまり、自分の心の変化を追い続けることって、実は意味がないんじゃないかって悟ってる瞬間なんですよ。
でも、だからこそ主人公が最後に選んだ行動が、めちゃくちゃ切ないんです。
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『舞姫』の他のひとふみ
我母は余を活きたる辞書となさんとし、我官長は余を活きたる法律となさんとやしけん。辞書たらむは猶ほ堪ふべけれど、法律たらんは忍ぶべからず。
森鷗外
我を救ひ玉へ、君。わが恥なき人とならんを。
森鷗外
学識あり、才能あるものが、いつまでか一少女の情にかゝづらひて、目的なき生活(なりはひ)をなすべき。
森鷗外
嗚呼、余は此書を見て始めて我地位を明視し得たり。恥かしきはわが鈍(にぶ)き心なり。
森鷗外
嗚呼、何等の特操なき心ぞ、「承(うけたま)はり侍(はべ)り」と応(こた)へたるは。
森鷗外
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