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太郎兵衛は笑いながら死んだ。
森鷗外「最後の一句」
背景解説
死刑囚が笑いながら死ぬ。普通なら恐怖で震えるはず。でも太郎兵衛は、自分の娘たちが命がけで嘆願してくれたことを知って、人生最後の瞬間に幸福を感じた。死の中に見出した幸せという逆説。
しかし、その笑顔の前に娘が放った一言のほうが、はるかに重い。
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『最後の一句』の他のひとふみ
お上の事には間違はございますまいから。
森鷗外
役人どもは皆いちの顔を見た。そしてそこに現われている、人の力では動かすことの出来ぬ「諦めの色」を見た。
森鷗外
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