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僕はロツクを恐れている。
芥川龍之介「河童」
背景解説
天才って実は一番孤独で不安な存在なのかも。音楽界のトップに立つクラバツクが、同じレベルの才能を持つライバル・ロツクに対して抱く「恐れ」って、めちゃくちゃリアルじゃない?自分と同じくらいヤバい奴がいるって分かった時の、あの複雑な気持ち。
でも、この「恐れ」の正体が明かされた時、クラバツクの運命は予想もつかない方向へ転がっていく...
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『河童』の他のひとふみ
これはある精神病院の患者、――第二十三号が誰にでもしゃべる話である。
芥川龍之介
出て行け! この悪党めが! 貴様も馬鹿な、嫉妬深い、猥褻な、図々しい、うぬ惚れきった、残酷な、虫のよい動物なんだろう。
芥川龍之介
河童は我々人間が河童のことを知っているよりも遥かに人間のことを知っています。
芥川龍之介
お前はこの世界へ生れて来るかどうか、よく考えた上で返事をしろ。
芥川龍之介
僕は生れたくはありません。第一僕のお父さんの遺伝は精神病だけでも大へんです。
芥川龍之介
河童は我々人間のように一定の皮膚の色を持っていません。
芥川龍之介
我々人間は正義とか人道とかいうことを真面目に思う、しかし河童はそんなことを聞くと、腹をかかえて笑い出すのです。
芥川龍之介
それはみんな食ってしまうのですよ。
芥川龍之介
どうです? 一つとりませんか? これも職工の肉ですがね。
芥川龍之介
阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
芥川龍之介
我々は人間よりも不幸である。人間は河童ほど進化していない。
芥川龍之介
あの河童は無罪ですよ。
芥川龍之介
ただその犯罪の名を言って聞かせるだけです。
芥川龍之介
しめた! すばらしい葬送曲が出来るぞ。
芥川龍之介
河童の国は当時の僕には故郷のように感ぜられましたから。
芥川龍之介
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