もどる
ジョバンニは、そのカムパネルラはもうあの銀河のはずれにしかいないというような気がしてしかたなかったのです。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
背景解説
この一文は、死別の悲しみを幻想的に表現した名文。「銀河のはずれにしかいない」という表現が、もう二度と会えない距離感を美しく、切なく表現している。現実の死と幻想の旅が重なり合う、物語のクライマックスの一文だ。
銀河鉄道での旅は、本当は何だったのか?
あらすじを見てみる →
本文を読む →
『銀河鉄道の夜』の他のひとふみ
ほんとうのさいわいは 一体何だろう
宮沢賢治
カムパネルラ、 僕たち一緒に行こうねえ
宮沢賢治
なにがしあわせか わからないです。
宮沢賢治
僕はもう、あのさそりのように、 ほんとうにみんなの幸のためならば 僕のからだなんか 百ぺん灼いてもかまわない
宮沢賢治
どこまでもどこまでも 一緒に行こう
宮沢賢治
けれどもほんとうのさいわいは 一体何だろう
宮沢賢治
そうだ僕は知っていたのだ、もちろんカムパネルラも知っている。
宮沢賢治
ジョバンニは、ばっと胸がつめたくなり、そこらじゅうきいんと鳴るように思いました。
宮沢賢治
野原から汽車の音が聞こえてきました。
宮沢賢治
銀河ステーション、銀河ステーションと言う声がしたと思うと、いきなり眼の前が、ぱっと明るくなって。
宮沢賢治
ほんとうにあなたのほしいものはいったい何ですかと訊こうとして。
宮沢賢治
← ホームに戻る