あじきなき松の風かな泣けばなき小琴をとればおなじ音を弾く
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(18 松風)
背景解説
泣いても泣かなくても、琴を弾けば同じ音が出る。人の感情なんて、結局は自然の営みと変わらないんじゃないか、という諦観が込められている。人生の理不尽さを美しく歌った一節。
この無常観が物語全体を貫く基調となる
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