もどる
自分一人でさえ断れそうな、この細い蜘蛛の糸が、どうしてあれだけの人数の重みに堪える事が出来ましょう。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」
背景解説
地獄から逃げるチャンスを手に入れた主人公・陀多が、その道を争って大勢の人たちが殺到してくるのを見て、パニックに陥るシーンです。自分さえ脱出するのに精一杯なのに、弱い蜘蛛の糸が何千人もの重さを支えられるわけがない…という恐怖と自分勝手さが炸裂する瞬間ですね。
では陀多は、地獄から脱出するために、何をしたのか?
あらすじを見てみる →
本文を読む →
『蜘蛛の糸』の他のひとふみ
これも小さいながら、命のあるものに違いない。その命を無暗(むやみ)にとると云う事は、いくら何でも可哀そうだ。
芥川龍之介
翡翠(ひすい)のような色をした蓮の葉の上に、極楽の蜘蛛が一匹、美しい銀色の糸をかけて居ります。
芥川龍之介
泣声を出す力さえなくなっているのでございましょう。
芥川龍之介
← ホームに戻る